雇用統計にJOLT、Indeedを組み合わせて分析 〜方針を固めた理由・その②〜 [岡崎良介の刮目せよ]
アメリカ景気の減速(スローダウン)が始まっている可能性がある
- ジョルト統計(求人率)がピークアウトし、失業率が上昇し始めている
- 就業者数(家計調査ベース)の伸びが1%を下回る水準になっている
- 中古住宅販売、景気敏感株の高値更新がない
賃金上昇率の鈍化が見られる
- 3ヶ月平均の賃金上昇率が2.8%に落ち込む可能性
- インフレに賃上げが追いついていない実質賃金マイナスの状況
一部の指標では依然人手不足が続いている
- 対面型の仕事や建設業などで高い求人率が続く
- 地域によっても内陸部と沿岸部で差がある
株式市場は現状を楽観視している可能性がある
- 減速を織り込んでいない反応
- 戦術的に対応が必要で、指標次第では売り注文となる
6月の利下げ、3Q GDP プラス成長が重要なカギ
- 6月の利下げがあれば短期的スローダウンに収まる可能性
- 3QのGDPをプラスに持ち上げる必要がある(大統領選前)
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