株式投資の楽しみのひとつが、保有しているだけで受け取れる配当金と株主優待です。仕組みと、受け取るためのルールを押さえましょう。
配当金とは
会社が稼いだ利益の一部を、株主に現金で還元するものです。多くの日本企業は年1回(期末)または年2回(中間・期末)配当を出しています。
配当利回り:投資額に対して何%もらえる?
配当利回り = 1株当たり年間配当 ÷ 株価 × 100(%)
株価2,000円で年間配当が60円なら、配当利回りは3%です。
配当性向:利益のうち何%を配当に回している?
配当性向 = 1株当たり配当 ÷ 1株当たり純利益 × 100(%)
配当性向が極端に高い(100%を超えるなど)会社は、利益以上に配当を出している状態で、将来の減配リスクに注意が必要です。
株主優待とは
自社製品、食事券、買い物券、カタログギフトなどを株主に贈る制度です。100株など、一定の株数以上を保有していることが条件になるのが一般的です。長期保有で優待が充実する企業もあります。
もらうためには「権利確定日」が大事
配当や優待を受け取るには、会社が決めた権利確定日に株主名簿に載っている必要があります。株の受け渡しには2営業日かかるため、実際には次の日までに買っておく必要があります。
| 権利付き最終日 | 権利確定日の2営業日前。この日の取引終了時点で保有していればOK |
|---|---|
| 権利落ち日 | 権利付き最終日の翌営業日。この日に売っても権利はもらえる |
| 権利確定日 | 株主名簿に記載される日 |
配当金にかかる税金
通常の口座では、配当金に20.315%の税金がかかります。NISA口座で受け取れば非課税ですが、国内株の場合は証券口座で配当を受け取る「株式数比例配分方式」を選んでおく必要があります。
まとめ
配当と優待は、長く株を持つモチベーションになる心強い存在です。利回りだけでなく、配当性向や業績の安定性もチェックして、無理なく続けられる銘柄を選びましょう。